[アップデート] Amazon Lightsail の IPv6 のみネットワークタイプでもブラウザベースの SSH/RDP 接続がサポートされました

[アップデート] Amazon Lightsail の IPv6 のみネットワークタイプでもブラウザベースの SSH/RDP 接続がサポートされました

Clock Icon2024.08.20

いわさです。

Amazon Lightsail にはネットワークタイプの概念があり、IPv4 と IPv6 をどちらも使うことが出来る「デュアルスタック」と「IPv6 のみ」の2種類がサポートされていました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/08/browser-based-ssh-rdp-ipv6-only-instances-bundles-lightsail/

昨今の AWS 上での IPv4 有償化の流れで、Lightsail でも IPv4 が使えるネットワークタイプの場合は追加の料金が発生するようになりました。
そんな中 Lightsail でも IPv6 のみを利用出来るモードが提供されるようになったわけですが、実は従来のデュアルスタックモードと比べるといくつか制限事項がありました。

  • Lightsail ディストリビューションのオリジンに指定出来ない
  • ブラウザベースの SSH/RDP 接続機能が利用出来ない

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しかし、今朝のアップデートで上記制限事項のうちのブラウザベースの SSH/RDP 接続機能についてサポートされるようになったとのことです。

https://dev.classmethod.jp/articles/ipv6-instance-bundles-amazon-lightsail/

Lightsail は EC2 と比較して手軽(?)な使い方をされるユーザーが多く、ブラウザベースの SSH/RDP 機能は結構使われていると思います。私もよく使いますし、公式のセットアップ手順などもブラウザ SSH を使うものがあります。
IPv6 のみ登場時点ではサポートされておらずちょっと残念でしたが、今回のアップデートは非常に嬉しいのでは。

コンソール上の表記が変更された

以下は Linux インスタンスバンドルの場合です。
ネットワークタイプで IPv6 のみを選択した際の制限事項の表記が変更されています。

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以下は Windows インスタンスバンドルの場合です。こちらも同様です。

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以下は既存のインスタンスに対してネットワークタイプを変更した際に表示される機能の違いを示す確認画面です。従来はブラウザベースの SSH/RDP 機能が「サポートされていません」だったのですが、「サポートされています」になっていますね。

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接続も出来た

実際のそれぞれインスタンスを作成し接続してみます。
次は OS のみの Amazon Linux 2023 バンドルです。IPv6 のみモードで作成しました。

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接続出来ていますね。

続いて以下は Windows Server 2022 (SQL Server なし) バンドルです。こちらも IPv6 のみモードですが、ブラウザの RDP 機能が利用出来ていることが確認出来ました。

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さいごに

本日は Amazon Lightsail の IPv6 のみネットワークタイプでもブラウザベースの SSH/RDP 接続がサポートされたので確認してみました。

制限事項について忘れていましたが、サポートされましたね。非常に良いです。
ディストリビューションオリジンへの指定も今後のアップデートで期待出来そうです。

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